修善寺温泉

2022年の大河ドラマといえば、三谷幸喜さん脚本の鎌倉殿の13人。
鎌倉殿の13人の主人公である源氏ゆかりの地(というよりも滅亡の地)でもある修善寺。
真夏であろうと温泉でゆっくりしたい、、との思いがつのり、修善寺温泉へと行ってきました。

修善寺温泉は伊豆半島で最も歴史があると言われています。
名古屋からは少し距離がありますが、日本百名湯に選ばれる名湯とのことです。

さて、宿泊に選んだのはとある日本旅館。
修善寺ICを降りて桂川沿いに温泉街の坂道を登っていくと、竹林に囲まれた宿が見えてきます。
客室は風情ある数寄屋造り。元々は東京白金の料亭が始まりなんだそう。

訪れたのは8月ですが、竹林ともみじの緑がとても美しかったです。
今回の旅の目的はずばり温泉、ということは早めにチェックインしてとにかくお風呂を堪能しなければ、、
お抹茶とお茶菓子をいただいて小腹を満たしたら、休憩もそこそこにお風呂へ。
お部屋からお風呂へと続く通路からは美しい庭が目に入ります。
ただ移動しているだけの時間なのに、景色に見とれてうっとりしてしまいます。

時間が早かったせいか、他のお客様がいなかったためゆっくりとお風呂を堪能できました。
さて、温泉の後は食事とビールです。
地元の旬の食材を使ったお料理をこれでもかといただきました。至高の時間ですね。

旅行の際はたいてい早寝早起きです。
朝ご飯をいただいた後は修善寺の街を散策することにしました。
宿を出て桂川沿いに坂道を下っていくと、竹林の小径と呼ばれる散歩道があります。
空気の澄んだ朝の時間帯は人も少なく、桂川からは小川のせせらぎも聞こえてきて清々しさに溢れています。

修善寺温泉発祥の地でもある修禅寺にも。
源頼朝の弟である源範頼と、頼朝の子である頼家が幽閉された寺として有名です。

伊豆の小京都とも呼ばれる風情ある温泉地、修善寺。
芥川龍之介や夏目漱石、川端康成などの文人墨客にも愛されたのだそう。
実際に訪れてみると、その理由が分かる気がします。