一宮で過ごした秋の週末
9月は秋雨前線の影響で雨の多い日が続いていましたが、10月に入ってからは秋晴れの日も増え、気持ち良く過ごせるようになりましたね。
そんな週末、愛知県一宮市を訪ねてまいりました。
まずは食事ができるギャラリーがあるというので織部邸へと向かいました。
こちらはギャラリーが併設されたレストランで、趣のあるレンガとコンクリート造りの建物が目印です。
織部邸は現代アートのギャラリーとして多くの企画展が開催され、一時期は一宮界隈のアート界を牽引する存在だったものの、オーナーが体調を崩して一時休業するなどのことがあったようです。(現在は体調も回復され営業再開しています)
レストランで提供される食事には作家の器が使われていたりと様々な角度から美術鑑賞を楽しむことができ、野菜中心の料理に身も心も癒やされます。
デザートのカボチャを使ったアイスと葛も美味しかったです。
その後は一宮駅近くのせんいのビル、Re-TAiL(リテイル)へ。
一宮市は繊維の町として有名ですが、元々繊維組合のビルとして使われていた古いビルを再活用し繊維やファッションに関するアトリエとしての利用や展示、情報発信などを行っています。
1933年に建てられたというこのビルは解体の危機を脱した経緯があるだけあってどこか懐かしさを覚える不思議な魅力が感じられます。
訪れた日はJAGDA AICHI(日本グラフィックデザイナー協会愛知地区)のサンデースクールが開催されていたので少しだけ立ち見を。
ビルの一階では毛織物を中心とする様々な生地の反物が販売されています。
キズがあったりサンプル品であったり、いわゆるB品ですね。
カラフルな毛糸や反物は見ているだけで想像力がかき立てられそうです。