登録有形文化財の宿
9月に入って最初の週末、どうしても温泉に行きたくなり下呂温泉にある湯之島館へと行ってまいりました。
下呂温泉は、室町時代にはすでに、草津・有馬と並んで日本三大名泉と呼ばれていたそうです。
昭和6年創業の湯之島館の本館は、平成22年に国の登録有形文化財に指定されました。
数寄屋造りの建物には何とも言えない佇まいと情緒があります。
仲居さんにお部屋まで案内していただいている途中で恐ろしげな張り紙を見つけました。
宿は5万坪の敷地の中に建てられていて、四季の自然が感じられるよう散策道が設けられているのですが、どうもその散策道にイノシシが出没するようです。
「つい数日前には近くで熊の目撃情報もありまして…」と仲居さん。
それは散策には出掛けるなということでしょうか…
初秋の山歩きを楽しみにしていましたが泣く泣く諦めることにしました。
夕食はお部屋でいただきました。
先付は織部でしょうか、旬の山の幸ですね。
お肉は多分飛騨牛です…なぜ多分かというと、たいてい持ち帰る献立表をもらい忘れてしまったのです。
翌日は下呂から南下した所にある横谷峡の4つの滝へ。滝は良いですね。
マイナスイオンについて実は科学的でないとかいろいろ言われていますが、それでもやっぱり滝が好きです。
滝は大体山中にあるので、歩いているだけで気持ちが良いというのもあるかと思いますが、飛沫を上げながら流れる水を見ているだけでとても癒やされます。