アートとデザインをめぐるパリの旅

新年明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
年末年始はフランス・パリで過ごしていたので、芸術の都にふさわしくアートとデザインをテーマに旅の記憶を辿りたいと思います。

それにしても、名古屋ーパリ間はとても時間がかかりますね。
中部国際空港から羽田を経由してシャルル・ド・ゴール空港へと向かうわけですが、羽田からおおよそ13時間ほど。
本を読んだり映画を見たり寝てみたりしますがなかなか到着しません…
ようやく到着したその日は時差ボケで寝られず。

宿泊したホテルはパリ6区、モンパルナス通り近く。
ブッフェスタイルの朝食が美味しくて、クロワッサンとスクランブルエッグ、フレッシュジュースやフルーツなどをいただいていました。
ここに置いてあったパレデテのフルール・ドゥ・ゲイシャというグリーンティが素晴らしく美味しくて、思わず日本に帰ってからオンラインショップを探して購入してしまいました。

元旦はほとんどの施設がお休みなので開いていたオランジュリー美術館へ。
オーバル型をした建物はモネの連作、睡蓮を収蔵するために建て替えられました。一体感のある壁が不思議な空間です。
ルノワールやピカソ、マティスの作品もあります。

オランジュリー美術館

オランジュリー美術館

続いて「オペラ座の怪人」で有名なオペラ・ガルニエへ。
映画は大好きで何度も見ていたので、建物の中に入った瞬間からテンションが上がり気味です。
優雅な大階段は劇場を訪れるロングドレス姿の女性客が、より美しく映えるよう設計されたそうです。
幕間の休憩所として利用される「グラン・ホワイエ」はバチカンのシスティーナ礼拝堂にそっくり、と思っていたらやはり意識して造られたのだとか。
随所に琴のモチーフが散りばめられていて、探しながら見学するのも楽しいです。

オペラ座

オペラ座

オペラ座

見学した日は丁度夜間に公演を控えていたようで、ステージではセットの準備などを行っていました。天井にはシャガールの天井画とシャンデリア。
「オペラ座の怪人」はシャンデリアが落下する事故から物語がスタートしますが、シチュエーションは異なりつつも実際に起こった事故から着想を得ているそうです。

オペラ座

パリに来たからには絶対に外せないのがエッフェル塔。ということでホテルのフロントの方に教えていただいた絶景スポットへ。タクシーでの移動中に下から望むこともできたエッフェル塔は、とにかく大きくてそして美しい!
全体的なフォルムだけでなくディテールが感動的に美しく、写真でその素晴らしさが伝わらないのが残念でなりません。

エッフェル塔

エッフェル塔

パリと言えばやはりルーブル美術館。
とにかく広くて収蔵作品数が多いことで有名なルーブルでは、お目当ての作品の場所まで案内してくれるかなり高性能な3Dガイドを借りつつもあまり使いこなせなかった気がします。
じっくりと見ることができたのは、モナリザ、サモトラケのニケ、ミロのヴィーナス、カナの婚礼、メデュース号の筏、民衆を導く自由の女神、ナポレオンの戴冠式とジョセフィーヌの戴冠、ダイヤのエースを持ついかさま師、ガブリエル・デストレとその姉妹、多分このくらいだと思います。これだけ見るのに正味3時間ほどかかっているのでは…

ルーブル

最終日に立ち寄ったのがノートルダム寺院。
ここも実際に足を運ぶととても大きいことが分かります。

ノートルダム寺院

ノートルダム寺院

ノートルダム寺院

到着する前は、パリの街はきっとどこを切り取っても絵になるんだろうな、と想像していましたがやはりその通りでした。
雑貨屋さんの多いマレ地区、フランスが発祥のハイブランドショップが建ち並ぶサントノーレ通りなど、散策するだけで楽しくワクワクする時間を過ごすことができました。