名古屋のデザイン会社EMU DESIGN

そもそもブランディングとは何かという基本的な疑問について、明確に答えられる方は多くないのではないでしょうか。
多くの企業が成長を目指す中で、ブランディングがいかに重要であるかについて、具体的な方法や考え方・効果についてご紹介いたします。

■ブランドとは？
「ブランド」の語源は古ノルド語の「brandr（ブランドル）」、つまり「焼印をつける」という意味に由来します。
昔、人々は自分の牛に焼印をつけて他の牛と区別していました。この概念が発展し、現代では企業や商品・サービスを他の同カテゴリーの競合と差別化するための手段として「ブランド」という言葉が使われています。

■ブランディングとは？
ブランディングとは、自社のブランドが持つ「らしさ（独自の価値）」を他社と差別化することで、ユーザーからの「共感・ロイヤリティ」を高め、永く愛されるブランドにすることを意味します。
単なる差別化に留まらず、ユーザーにとって価値のある体験を提供することを通じて、長期的な関係を築く活動全般を指します。

ブランディングの基本的な流れ

〈目的・目指す夢を整理する〉

まず、ブランドが持つ独自の価値や競合との違い、ユーザーにどんな体験を提供できるかを整理し、達成したい目的や中長期的なビジョンを描きます。
社内の理解・共通認識を深めるために、ブランディングの必要性、実行する目的、実施後のメリットやビジョンを全社員に共有します。


〈市場・環境を分析する
〉
市場の特性、成長性、競合、ユーザー層、ユーザーインサイト、コミュニケーション方法、ブランド体験、ブランド占有率などの状況を把握します。
目指すゴールとブランドの価値を照らし合わせ、選ばれる理由や成長の鍵となる要素を導き出します。


〈ブランド体験、戦略を整理する
〉
ユーザーを中心にした体験のデザインを行います。リサーチと仮説を立てながら、ユーザーの体験を描き出し、ブランドの価値を伝えるための体験を設計します。
コミュニケーションの方法やタイミングをユーザーが共感できるように作り込み、ブランドに関わるあらゆる体験・コミュニケーションを整理して具体的な戦略スケジュールを作成します。


〈ブランドコンセプト、ロゴ、キービジュアルなどを作成する
〉
目指す姿や魅力・価値をわかりやすく文章化したブランドステートメントを元に、社外向けのタグラインやコンセプトを作ります。
ブランドを表現するイメージ＝キービジュアルを作成し、ブランドを見える化します。


〈ブランドのトーン＆マナー設計を整えツールをデザインする〉

ブランドイメージが運用で崩れないようトーン＆マナーを決め、デザインシステムを設計します。
各種コミュニケーションツールにブランドイメージを展開しながら、ブランドの価値やメッセージがしっかり伝わるように世界観を作り込んでいきます。


〈ユーザーの反応を把握し、ブランドの見直しや改善を続ける〉

ブランドはユーザーとのコミュニケーションを通じて価値を持つものです。ブランド発表後のユーザーの反応を迅速に把握し、改善を行います。
具体的には、ユーザーヒアリング、リサーチ、アンケート、販売動向の分析、Web解析ソフトを使用したデータ分析などを行います。

→ブランディングに役立つフレームワークはこちら


ブランディングに取り組むことで、ブランドへの共感やロイヤリティが向上し、広告やマーケティング施策の効果も高まります。
弊社は皆様のブランドが永く愛される存在になるために、戦略的なブランディングのサポートを提供いたします。