ホームページの完成後に行いたいプロモーション活動

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ホームページが完成したら、そのページの存在を知ってもらうために様々な取組を行う必要があります。
ホームページを制作する一番の目的は「お問い合わせ」の獲得ですが、
目的を達成するために待っているばかりでは貴重な時間を浪費してしまいます。

ひとくちにプロモーションと行っても様々な手段が考えられますが、
ホームページの宣伝だからといってインターネットを介して行うことばかりが有効とは限りません。
お勧めはSNS等のインターネットを活用する取組と、
紙媒体の活用をバランス良く行うメディアミックスです。

「訪問数」と「お問い合わせ」を増やすために行いたいプロモーションは
下記のようなものが考えられます。

■自社媒体(名刺・封筒・パンフレット等)でのURL告知
■SNS(Facebook、Twitter等)での告知
■取引先・知人へのメール告知
■ニュースレターやハガキでの告知
■ポータルサイトへの登録
■Facebook広告・Youtube広告への出稿
■リスティング広告への出稿
■情報誌・広報誌への出稿
■プレスリリース

紙媒体を使用した宣伝は昔からあるプロモーションのひとつですが、
名刺やハガキ・チラシ等は形として手元に残るので、二次的な波及効果に期待が持てるのです。

費用をかけて行う広告もぜひ活用してほしいものです。
インターネット広告であれば少ない予算からテスト的に広告出稿が行えますし、
紙媒体の広告でも媒体や趣旨によって、無料またはお値打ちに出稿できるケースもあります。

ニュース性・話題性が見込めそうな場合はプレスリリースを活用しましょう。
繋がりのないマスコミに取り上げもらうのはかなり難易度が高いことなのですが、
内容とやり方次第ですのでぜひ積極的に活用しましょう。

チラシやホームページにはレイアウトの法則を

視線の移動の法則

マーケティング・販売促進の世界には様々な法則があり、
その法則に基づいてツールの制作を行うことで訴求力を高めることが可能となります。

人間は横書きの場合は左上から右上、左下から右下へと視線を移動させます。
この視線の動きを線でつなげるとアルファベットの「Z」の形になり、これを「Zの法則」と言います。
チラシのレイアウトに「Zの法則」を取り入れるとより効果的なデザインになるといわれています。

Zの法則

肝心なのは、より重要な情報は左上から右上に配置してユーザーの興味を引くということです。
顧客のニーズや困りごと、写真やキャッチコピーは上部に入れてユーザーの心をしっかり掴み、
最後に価格やお店・サービスの情報を掲載します。
ユーザーに「それでどこで買えるの?」「それはいくらで買えるの?」と思ってもらえたら成功といえるでしょう。

ホームページの場合はモニタ上に表示される情報が限られるため、
視線をアルファベットの「F」の形に移動させると言われ、これを「Fの法則」と言います。

Fの法則

ホームページはページをスクロールさせないと下部の情報を閲覧できないため、
上部の情報がより重要になります。
最初の画面で訪問者に興味を持ってもらわない限り、
他のページを閲覧してもらうことが難しくなってしまうからです。

ホームページやブログでは、ページ上部というのは
訪問者を引き留める以外の他にも重要な役割があります。
SEO対策です。

ページ上部の文章は検索エンジンで検索した際に検索ページに表示されることも多いので、
不自然にならない程度に留意したいですね。

レイアウトに「Zの法則」「Fの法則」を取り入れ、
より強調したいキーワードを上部に配置して訴求力の高いツールを作成してみてはいかがでしょう。

女性オーナー・経営者が起業前にやっておきたいこと

3C分析

ホームページやチラシ、パンフレットを使って自社のPRを行いたいけれど何から手を付けたら良いか分からない…
そんな時はフレームワークを使った市場分析を行ってみてはいかがでしょうか。

おすすめは3C分析を用いた市場分析で、ビジネスのプレイヤーを市場(Customer)、
競合(Competitor)、自社(Company)の3つに分類し分析します。
シンプルでよく知られたフレームワークですが、戦略決定のための情報を効率的に整理することができます。
まずは、顧客と競合、自社について客観的に把握しターゲット設定を行い、ブレない戦略へとつなげていきましょう。

3C分析は「顧客分析」「競合分析」「自社分析」の順に行います。
競合はターゲットである顧客が誰かによって決まり、自社の特徴は競合に勝つために決める必要があるからです。

①顧客分析
(目的:顧客のニーズを把握し、どのニーズをターゲットにするかを決める材料を集める)
顧客は何に困っているのか・顧客は何を求めているのか・顧客はどんな人物像なのか

②競合分析
(目的:ターゲットとなるニーズに対し、競合がどのようなアプローチを行っているかをキーワード検索によって調査)
競合が強くアピールしている点・競合の表現方法・一番の強敵となる競合

③自社分析
(目的:競合分析から導き出された結果に対し、打つべき対策を立てる)
自社が行うべき対策・競合が強い部分・競合が弱い部分

良い戦略には良い分析が必要と言われますが、良い戦略は結果的に成果へとつながっていきます。
3C分析は実際に行ってみると時間がかかり難しく感じることもあるかもしれませんが、
あまり難しく考えずぜひ何度かチャレンジしてみてください。

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